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第7回目四国八十八ヶ所(第44番~第59番)NO2
平成19年9月14日(金)第2日目(第52番~59番)巡礼

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第52番太山寺
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一の門、仁王門としばらく歩き、辺りが森閑としてきたら山門への石段が現れる。境内では国宝指定の本堂に圧倒される。スケールもでっかいが、目を奪われるのはモザイク状に古色蒼然とした大屋根の美しさ。

第53番円明寺
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ここは日本最古の納め札(銅板製)があるほか、大師堂左手奥にキリシタン灯籠があるなど見所も多い。なかでも圧巻は、大師堂欄間に設けられた左甚五郎の作とされる龍と雲峰の見事な彫刻。真下に鎮座する多聞天と増長天ともども、圧倒的である

第54番延命寺
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しっとりと落ち着いた境内では、昆布茶のお接待などもあって、ほっと心を安らいでくる。水子地蔵の池のほとりに立つ”ほほえみ地蔵”が印象的で、音色がいいことで知られる鐘楼とも、やさしい空間に迷い込んだ気分だ。

第55番南光坊
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市内中心部にあるためか、そう大きくない境内も広々とした風景。88ヶ所の中でも”坊”の名のつくのはここだけ。これは航海安全の神様として大三島にある大山祇神社別当寺24坊の一つとして創建された。鬼瓦が特産の菊間町が近いことから、ちょっとした屋根にも味わい深い表情を感じたりする

第56番泰山寺
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大師お手植えとされる不忘松と、珍しい三枯松(葉が3本ある)が本堂と向かい合って立つ。境内中央の納経所で求められる千枚通御符(1x3.9cmの薄紙)は、清水に浮かべて飲めば万病および願懸けに効くといいます。

第57番栄福寺
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傾斜地を旨く使い納経、大師堂、本堂と段々に配置された境内が印象的である。入り口に立つお願い地蔵尊も印象的だが、注目は本堂脇に置かれた木製箱車と松葉杖。これは昭和8年に足の不自由な少年が訪れた際、境内でうっかりころんだ拍子に歩けるようになったという不思議な実話の奉納品です。

第58番仙遊寺
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57番札所より案内板通りに野中の小道を抜けて、標高330mの作礼山を登る途中に立派な山門が突如として現れてくる。車では山門前をそのまま通り過ぎ山道を行き境内へ。奥の参道沿いには西国33ヶ所の観音石像が点々と配置された境内が印象的である。寺が立つ山頂からの眺めは見事で、晴れた日には瀬戸内海と「しまなみ海道」が見わたせ、清々しい気分を味わえることができます。参道はお寺の管理地なので通行料金と駐車料金合わせて400円です。

第59番国分寺
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かって伊予の国府があった唐子山の麓に、ゆったりと寺は建っている。創建当時は現在の位置から東100mほどの所にあったとされ、今もその名の凝りを七重の塔跡(花崗岩の礎石13個)が伝える。
# by tonoharu | 2007-09-18 16:51 >|TOPに戻る
第7回目四国八十八ヶ所(第44番~第59番)NO1
平成19年9月13日~14日巡礼


9月13日(木)第1日目(第44番~51番巡礼)
第44番大寶寺

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巨大な杉の森に抱かれたような、大わらじの仁王門をくぐって境内へ。本堂と大師堂の間に立つ十一面観世音像が、なんとなく印象的だ。

第45番岩屋寺
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奉納された旗がズラリとはためく長い参道(88ヶ所の中で一番長くて急坂)を息を切らせて登れば突然目の前にそびえる岩の壁。張り付くようにある寺の姿と、参道途中にある不動明王および、おびただしい仏群が圧巻。参拝には充分時間を使いたいところ。

第46番浄瑠璃寺
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幹線道路からの入り口    境内にある歩き遍路標識

駐車場は正面から右奥に有り、道は狭い。健脚を願う千福輪を刻んだ仏足石をはじめ、仏手石、仏手花判などが所狭しと置かれている。

第47番八坂寺
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創建時、伽藍を建立するに当たって八ヶ所の道を切り開いたことにちなんで、八坂寺と名付けられた。

第48番西林寺
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駐車場から入るとどっしりした仁王門を通って境内へ。秘仏とされる十一面観世音像は本堂内に後ろ向きに立っているので、本堂裏から拝む人も多いそうだ。隣り合わせた川の土手より低い位置にあることから、罪人が門をくぐると無間地獄(奈落の底)に落ちると言い伝えも残されている。

第49番浄土寺
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踊念仏の開祖としてしられる空也上人が3年間も逗留した寺として知られ、ゆかりの名跡が数多く残る。飾りなくすっきり堂々とした本堂もさることながら、右手の大師堂および左手の愛染明王の堂それぞれにも深い昔日の面影がある。背景の竹林が見事。

第50番繁多寺
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仁王門に向こうお遍路    鐘楼の天井絵は素晴らしい!

木々の繁る森に抱かれたような寺で、広々と懐の深い境内は清々しい。本堂左手には徳川四代将軍家綱の念持仏三体の一つである歓喜天が奉られていて、厄除け商売繁盛、合格祈願などの参拝客が多い。

第51番石手寺
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ここは道後温泉に近い為観光客が非常に多い。民間の駐車場も多いが有料、観光バスも多い。ここの寺名は、遍路の元祖とされる衛門三郎が焼山寺(12番)門前で亡くなったおり、大師が”衛門三郎再来”と書いた石を握らせたところ、この地に生まれた子の手にその石があったという逸話から付けられたという。
# by tonoharu | 2007-09-18 14:26 >|TOPに戻る
第6回目四国八十八ヶ所(第37番~第43番)
平成19年8月30日~8月31日に巡礼

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第37番岩本寺
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本堂内陣の天井絵は一面に描かれている。
杉の原生林も凄い迫力だ!歩き遍路では最初の難関「遍路ころがし」阿波三難所の中で一番きついと言われています。

第38番金剛福寺
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境内の広さは3万6千坪、それは岬一円を覆っていて、突端周辺と寺内には次の大師七不思議がある。ゆるぎ石、亀石、亀呼び場、竜燈の松、竜の駒、寺号の岩などである。

第39番延光寺
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しっとりと落ち着いた広い境内で、まず出会うのが赤亀像、その背には竜宮城から持って帰ったとされる梵鐘が乗り、それは県内最古で国の重要文化財でもある。また、本堂脇の”目洗い井戸”は、大師が錫杖で地面を突いて湧き出させた逸話がある。

第40番観自在寺「”菩提の道場・伊予”打ち始めの寺」
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仁王門           八体仏十二支守り本尊

山号にあるように、かっては平城天皇はじめ皇室ゆかり深かった寺。大師が一本の霊木から作ったとされる本尊、脇仏の阿弥陀如来、十一面観世音菩薩、宝印、真新しい宝嬬殿、十二支本尊八体仏など、見所も尽きない。

第41番龍光寺
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地元では”三間の御稲荷さん”として知られ、その名の通り明治の神仏分離令以降は旧本堂が稲荷神社となり、寺との一体となった不思議な雰囲気が印象的である。その昔大師がここで五穀大明神(稲荷神)の化身である老人と出会ったことから創建された寺だけに、商売繁盛と五穀豊穣にご利益があるとか。

第42番仏木寺
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昔日の面影をの伝える楼造りの仁王門、瓦葺きの屋根の鐘楼が目を引く一方で真新しい七福神の像も並んでいたり、新旧取り混ぜて境内はしっとり落ち着く。大師が巡錫中に宝珠を抱く楠に出会ったことからその楠で本尊が突くられたたされ、旧暦6月の”胡瓜封じ”供養などで有名。

第43番明石寺
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境内はどこか時代がかったムードに包まれ、その理由が唐破風造りと呼ばれる重厚な本堂屋根の設えにあることを知る。源頼朝が池禅尼の菩提を忌って一宇を建立した歴史から改められた山号で、風格とか趣深さなどは一級品だ。

四国別格第八番伊予大洲十夜ヶ橋
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# by tonoharu | 2007-09-17 14:29 >|TOPに戻る
第5回目四国八十八ヶ所31番~36番
平成19年7月21日(土)31番~36番を巡礼

第31番 竹林寺
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県下唯一とされる五重塔は見事、”よさこい節”の歌詞中で。かんざしを買った坊さん(純信)がいた寺としても知られている。

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第32番禅師峰寺

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航海の安全に霊験あらたかとされる別名”船霊観音”を本尊とするだけあって、境内から見える土佐湾の眺めは絶景だ。駐車場からの石段は急だが、風情がある。

第33番雪渓寺
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雪渓寺が左手に現れる。
境内は、いかにも古寺といった感じで、その昔は小林山高副寺とも呼ばれたとか。
入ってすぐ右手の鐘楼には漢詩の刻まれた立派な梵鐘が吊るされてある。

第34番種間寺
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目を引くのは、相対した格好の子育観音像だ。屋根のある祠に子供を抱えてスッと立つ観音様の周囲には、底の抜けた柄杓が多数奉納されている。安産祈願のニュークなならわし。本尊の薬師如来は百済の匠らが帰国航海の安全祈願で彫ったものという。

第35番清瀧寺
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山懐に抱かれた格好で清龍寺が佇んでいる。
見晴らしはすばらしいが、急な石段を降りての山門天井絵図や、巨大な薬師如来像下の戒め壇巡り、寺名の由来となった本堂右手の清水の滝など見所は多い。

第36番青龍寺
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横綱朝青龍関は高校生の時に毎朝この石段で稽古を積んだそうです。(明徳義塾高校相撲部)
それにちなんでの名前だそうです。
# by tonoharu | 2007-09-07 17:43 >|TOPに戻る
第4回目四国八十八ヶ所18番~30番
平成19年6月30日~7月1日第18番から30番を巡礼

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第18番・恩山寺
平成19年6月30日
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大師の母を祀つた親孝行のお寺!

境内の唐木(毘欄樹)は、母公を迎え入れたときの記念樹として、大師が植えられたもの。

第19番・立江寺

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白鷺が建てる場所を暗示し建立されたお寺

本堂内天井に描かれた花鳥図(宿坊の襖絵も)88か所に4つだけある関所寺の一つで、邪心を抱く者には天罰が下る場所でもある。

第20番・鶴林寺

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雌雄の白鶴に守られた不思議な伝説が残るお寺

難しい道順のようだが19番からの道順は案内板がスムースに導いてくれる。最後に通る山道は段差が多く道も狭い。
鶴林寺は標高570mの山頂にあって、運慶作される仁王像や、つがいの鶴が黄金の地蔵菩薩を守っていたという伝説などが残り、清々しい杉林も見事。

第21番太龍寺


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西の高野山とも言われ険しい山々に囲まれた難所のお寺、現在はロープウエイでお参り!
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太龍寺は四国山脈の西南に位置し、海抜600mの山頂近く、巨杉に囲まれた霊城。
山号の由来は舎心の霊蹟にちなんで舎心山と号し、寺号は求聞特法の修業中の大師を守護した「龍神守護」に意から生じたもので太龍寺と命名したという。
第22番・平等寺

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太師が錫上杖で大地を掘った所白い水が湧き出た伝説があるお寺
白水は万病に効く「弘法の水」として知られ、また開運の霊水でもある。


第23番・薬王寺
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厄銭を落としながら石段を登る厄除けのお寺

厄坂は男役坂42段、女役坂33段、還暦の厄坂61段あり、石段の下には薬師本願経を小石に一字ずつ書いて一千部埋めてあって、踏むごとに厄が払われる。

# by tonoharu | 2007-08-18 12:04 >|TOPに戻る